スカイツリー完成 建設会社、東武に引き渡し
5月22日に開業を予定している東京スカイツリー(高さ634メートル)が29日完成し、施工した大林組から運営主体の東武タワースカイツリー(東京・墨田)へ引き渡された。竣工式は3月2日の予定。スカイツリーは、中国の広州タワー(同600メートル)などを抜き、自立式の電波塔としては世界一の高さ。
スカイツリーは東京タワー(同333メートル)に替わる電波塔として2008年7月に着工。五重塔をモデルにした制震システムやLED(発光ダイオード)を使った省電力のライトアップなど最新技術を盛り込んだ。
周辺には商業施設や水族館、プラネタリウム、オフィスなどが集まり、来場者数は初年度約540万人を見込む。
第1展望台の「天望デッキ」(同350メートル)の個人入場券の申し込みは3月22日からインターネットと東武トラベルの店頭で受け付けを開始。開業後50日分までは抽選販売する。価格は大人2500円、高校生・中学生は2千円、小学生1400円、4歳以上の幼児は1100円。
第2展望台の「天望回廊」(同450メートル)の入場券は第1展望台とは別売で当日券のみ。大人1千円、高校生・中学生800円、小学生500円、4歳以上の幼児は300円。
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