空港ベルトコンベヤーに巨大讃岐うどん 高松で評判
飛行機を降り立つと、そこはうどん県だった――。高松空港到着ロビーの機内預け荷物が回るベルトコンベヤーで、荷物と一緒に回る巨大讃岐うどんの模型が人気を呼んでいる。
昨年11月から設置されており、現在ベルトに乗っているのは、天ぷらうどんときつねうどん。香川県特産の高級石、庵治石製の丼は直径30センチ。到着した乗客の目にはまず到着ロビーに下りる階段で乳業会社の宣伝看板「ようこそ!うどん県へ」の文字が飛び込んでくる。ロビーには「うどん県副知事」に任命された俳優、要潤さんが「香川県がうどん県に改名した」ことを発表する記者会見のポスターも並んでいる。
天ぷらうどんとともに最初に回っていた、かまたまうどんは荷物との接触で器が割れ、現在はたぬきの置物とともに置かれているが、乗客の人気は上々。「荷物を取るまで模型を見入っているうちに『すぐうどんが食べたい』と、2階にあるうどん店に立ち寄り、乗車予定のバスに乗り遅れたというお客さまもいた」(山下幸男・高松空港社長)という。
「うどん県、それだけじゃない香川県」というキャッチフレーズを香川県は打ち出しており、空港ビルでは3月ごろをめどに県産品として売り出すオリーブハマチ、オリーブ牛の模型もコンベヤー付近に置くことも計画している。