天然ガスから石油製品、実用化めど 国際帝石など
国際石油開発帝石やJX日鉱日石エネルギーなど6社で構成する日本GTL技術研究組合(東京・港)は27日、天然ガスから石油製品を製造するGTL(ガス・ツー・リキッド)技術の実用化にめどをつけたと発表した。新潟市の実証プラントで3年間実施した運転で、3000時間以上の連続運転などの目標を達成。豊富な天然ガス資源がある海外に商業プラントとして売り込む。
実証は生産能力が日量500バレルのプラントを使い、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と共同で実施した。炭酸ガスを含む天然ガスを化学変化させ、ナフサや灯油、軽油を製造してきた。6年間の総事業費は官民あわせて366億円。