特許庁パソコン、サイバー攻撃受ける
出願情報流出は確認されず
特許庁は7日、情報漏洩を引き起こす恐れのあるウイルスメールが送付される「サイバー攻撃」を受けたと発表した。庁内のパソコン3台がウイルスに感染、パソコンのIPアドレスなど端末情報が外部に漏れた可能性はあるが、特許出願中の未公開情報の流出は確認されていない。
同庁によると、今月1日夜、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)からの情報提供に基づき、庁内約4000台の全端末の調査を開始。4日に庁内のデスクトップ型パソコン3台が添付されたファイルを開くとウイルスに感染する「トロイの木馬型」新種に感染していたことが判明した。
同庁は5日中にすべての端末からウイルスを駆除した。感染経路は不明だという。