公明との選挙協力、大阪府市議会での協力条件 松井知事
次期衆院選に向けた地域政党「大阪維新の会」と公明党との選挙協力について、維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は20日、記者団に対し「大阪府議会、大阪市議会で議論をしたうえで、同じ方向へ進んでいけるかどうか見極めさせていただきたい」と述べた。
府、市それぞれの2月の定例議会では、維新の会が成立を目指す教育と職員関連の2条例案に加え、大阪都構想の協議会設置条例案が審議される見通し。松井知事は選挙協力の前提として、これらの条例案への公明党の賛成が必要とした。松井知事は「価値観を一緒に持たないと一緒に戦えない」と指摘した。
17日夜に公明党幹部と会談した維新の会代表の橋下徹大阪市長も20日、記者団に「(公明側に)はっきりとしたことは言っていない」としながらも、「議論を積み重ね、コンセンサスを取っていく」と話した。