東電、福島県に賠償金250億円 近く支払いへ
東京電力福島第1原発事故を受け、東電が福島県に対し、250億円の賠償金を近く支払うことが19日、分かった。県は県民の健康調査の財源とするため、健康管理基金に積み立てる方針。東電によると、福島県に賠償金を支払うのは初めて。
昨年8月に文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会がまとめた中間指針に「地方公共団体が費用を負担した場合も対象になる」との指針が示されており、県と東電が賠償額の協議を進めていた。
基金は、全県民を対象にした健康管理調査や、小中学生への小型線量計の配布などに使われている。〔共同〕
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