円、対ユーロで一時108円台 3カ月半ぶり安値
ロンドン市場
【ロンドン=欧州総局】24日午後のロンドン外国為替市場で円相場が下落し、一時対ユーロで1ユーロ=108円16銭を付けた。昨年11月7日以来約3カ月半ぶりの円安・ユーロ高の水準。ギリシャの債務削減に向けた取り組みに一定の前進がみられたとして債務危機への警戒感が後退し、ユーロが買われた。
対ドルでも東京市場で一時、約7カ月半ぶりの円安・ドル高水準を付けた流れを引き継ぎ、1ドル=80円台半ばで推移している。市場ではメキシコでの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を25~26日に控え、欧州の債務問題を巡って主要な先進国と新興国が連携策を示すことへの期待感も出ている。