パソコン国内出荷、11年は最高の1086万台
出荷額は減少
電子情報技術産業協会(JEITA)が25日発表した12月のパソコン国内出荷台数は前年同月比13.6%増の116万9000台だった。2カ月連続で前年同月を上回った。ノート型は15.8%増の87万2000台、デスクトップ型も29万6000台(7.7%増)と好調だった。年末商戦で新製品が好調だったほか、企業がIT機器の機種交換に乗り出したことが寄与した。一方、出荷金額は3.1%減の873億円だった。5カ月連続のマイナス。販売単価の下落が響いた。
統計はアップルジャパン、NEC、富士通、東芝、ソニーなど12社の出荷量を合計している。ただ「iPad」や「ギャラクシー」といったタブレット端末は含んでいない。
同時に発表した2011年のパソコン国内出荷台数は10年と比べ1.0%増の1086万7000台で、現行体制の統計になった07年以降、最高を記録した。10年に続き、2年連続で1000万台を超えた。ただ国内出荷金額は減少に転じ、9.9%減の8707億円だった。単価の下落基調が影響した。
〔日経QUICKニュース〕