渋谷バーガー夏の陣、将軍にあご外れも参戦Z世代が虜
東京・渋谷駅周辺でバーガーチェーン出店が相次いでいる。4月中旬、韓国バーガー業界で店舗数首位の「マムズタッチ」が日本1号店を開いたほか、米国の「シェイクシャック」が旗艦店を設けた。渋谷駅から半径500メートル圏内にはマクドナルドだけで4店舗あり、高級バーガーも含めると15店以上が軒を連ねる日本有数の激戦区だ。Z世代やインバウンド（訪日外国人）客ら顧客獲得に火花を散らす。 4月16日、開業日を迎え…
世界最大級の自動車展示会「北京国際自動車ショー」が4日、閉幕する。世界の電気自動車（EV）大国の中国での開催とあって、出展車両の半数以上をEVを中心とする新エネルギー車が占めた。人工知能（AI）を活用した高度な運転支援システムなど最先端の技術も公開された。北京ショーから中国EVのポイントを整理した。 ■AIなどソフトウエアを融合 中国車メーカーで目立ったのが、AIなどソフトウエアとの融合だ。新興…
この面接官じゃなければ受かったかもしれないのに――。人生を左右する就職活動での「面接官ガチャ」に、不満と不安を抱える学生は少なくない。学生側が面接官を選べる制度を導入するなど、満足感を高めようとする企業が増えている。最終面接まで到達しながら不合格となった人を救済する仕組みも登場。売り手市場の中、変わりゆく面接の形を追った。 「ウェブコンサルタントから営業に職種転換した理由は何ですか」。大学生の青…
さまざまなフレーバーや度数が展開される、缶を開けてすぐ飲めるRTD（レディー・トゥー・ドリンク）市場で、サントリーからまた一つユニークな商品が登場した。2024年4月9日から全国展開している「茉莉花〈ジャスミン茶割・JJ〉缶」だ。ジャスミンで風味付けした焼酎を、さらにジャスミン茶で割るという、市場で類を見ない商品。「本来であれば商品化は絶対実現していない」とブランド担当者が語るが、開発の背景には…
経費の私的流用など社内の不正を知ったらどうするか。内部通報窓口に通報することも選択肢のひとつだが、日本では十分に浸透していないとの指摘もある。法的に整備義務がある企業でも窓口が設置されていない例もみられるのが実情だ。だが社内のネガティブな情報を拾い上げ、迅速な対応に結びつけることは中小企業にとっても有益といえる。 若手のAさん「課長の経費の私的な使い方、問題じゃないですか。昨日も個人的な飲み会なの…
我が家のテレビは朝、ユーチューブに占拠されている。高校生の子どもが体形や姿勢を気にして、ストレッチや体操の動画をテレビにつなげて視聴するからだ。毎日欠かさず学校までの決まった時間に、決まったコンテンツを30分。1年前までは地上波のニュース番組を流していた。我が家は特別なのかと思っていたが、そうでもなさそうだ。 ビデオリサーチが12〜29歳の自宅でのインターネット動画視聴行動を調べたところ、朝6時…
三越伊勢丹ホールディングス（HD）子会社のエムアイフードスタイルは、運営する高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」で無人決済店の導入検討に乗り出した。3月から東京都内の三越伊勢丹のオフィスで従業員向けに実証実験を始めた。人手不足や人件費高騰で出店ハードルが高まるなか、店舗運営の省人化や小商圏での商機を探る。 4月上旬の午後、東京・新宿にある三越伊勢丹のオフィス内の休憩室を訪れると、クイーンズ伊勢丹の無…
LINEヤフーの情報漏洩問題が異例の展開をたどっている。総務省は3月と4月の2度にわたって行政指導を出し、親会社ソフトバンクには資本関係の見直しを迫った。LINEヤフーは5月8日に2024年3月期決算を発表する予定で、出沢剛社長が記者会見で情報漏洩の再発防止策についても言及する可能性がある。一連の経緯と展望を読み解く3つのポイントをまとめた。 （1）なぜ情報漏洩が相次いだのか？ LINEヤフーは…
米オープンAIのChat（チャット）GPTに代表されるように、生成AI（人工知能）は職場でも浸透してきた。プロンプトと呼ばれる指示文を入力すれば文書や画像などを効率良く作れるため、アイデア出しや報告書づくりなどに活用する人も増えている。ただし入力する情報選びや生成したコンテンツの事後チェックを怠ると、著作権侵害などのトラブルを引き起こすリスクもある。 先輩Aさん「明日の顧客訪問に持っていく提案書、…
ドラッグストア業界で再編が一段と進んでいる。ウエルシアホールディングス（HD）とツルハHDの経営統合で2027年末までに売上高が2兆円規模となる巨大グループが誕生し、マツキヨココカラ&カンパニー、そしてコスモス薬品の3陣営に大きく集約されることとなった。規模で突き抜けるウエルシア・ツルハ連合に他社はどう対抗するのか。 アクティビストが呼んだ再編 「業績が不安定になる中での再編はこれまで…
米調査会社のCBインサイツによると、2024年1〜3月に新たに誕生した世界のユニコーン（推計企業価値が10億ドル=約1600億円=以上の未上場企業）は前年同期比27%増の19社だった。世界の金利上昇などでスタートアップの資金調達には逆風が吹くものの、ヒト型ロボットを手掛ける米Figure(フィギュア) AIなどが企業価値を高めている。 19社のうち、約4割にあたる8社は米国発の企業だった。企業…
