「生活の質」東京は46位、大阪57位 1位はウィーン
世界221都市ランキング
1 | ウィーン(オーストリア) |
---|---|
2 | チューリヒ(スイス) |
3 | オークランド(ニュージーランド) |
4 | ミュンヘン(ドイツ) |
5 | デュッセルドルフ(ドイツ) |
5 | バンクーバー(カナダ) |
7 | フランクフルト(ドイツ) |
8 | ジュネーブ(スイス) |
9 | ベルン(スイス) |
9 | コペンハーゲン(デンマーク) |
25 | シンガポール(シンガポール) |
30 | パリ(フランス) |
38 | ロンドン(英国) |
46 | 東京(日本) |
47 | ニューヨーク(米国) |
49 | 神戸(日本) |
49 | 横浜(日本) |
57 | 大阪(日本) |
60 | 名古屋(日本) |
【ウィーン=共同】米コンサルタント会社マーサーは29日、今年の世界221都市の「生活の質ランキング」を発表、世界で最も質の高い生活を送れる都市としてウィーンが3年連続で1位になった。最下位は昨年と同じバグダッド、東京は46位(昨年は40位)だった。2位はスイスのチューリヒで、同国やドイツなど欧州の都市がトップ10のうち8都市を占めた。
同社は毎年、政治や経済、治安状況や公共交通、自然災害の有無など39のチェック項目に基づき各都市を調査している。
ウィーンは政治の安定性や学校教育の充実度、市内に巡らされた公共交通網などが評価された。欧州ではドイツのミュンヘン(4位)やデュッセルドルフ(5位)などが上位で、欧州以外ではニュージーランドのオークランド(3位)とカナダのバンクーバー(5位)がトップ10入りした。
アジアではシンガポールが25位で、昨年に続く域内首位。日本は横浜と神戸がいずれも49位、大阪は57位、名古屋は60位だった。米国ではホノルルの29位が最高だった。
同社は欧州の都市について「総じて医療や娯楽など都市機能が充実している」としながらも、債務危機など経済情勢を背景に、将来的な順位を「予測するのは難しい」と指摘している。