フェラーリやランボルギーニ…13台が事故 中国道
4日午前10時15分ごろ、山口県下関市小月町の中国自動車道上り線で、多数の高級スポーツカーなどが絡む事故があり、打撲などで男女10人が病院に運ばれた。
山口県警高速隊によると、軽傷のほか治療を受けずに帰宅した人もいるという。
事故に巻き込まれたのはフェラーリ8台、ランボルギーニ1台、ベンツ2台、国産車2台の計13台。愛好家らが九州から広島方面にドライブ中だったとみられる。
最初に事故を起こした福岡県筑紫野市に住む男性(60)のフェラーリがスピードを出し過ぎた可能性もあるとみて、高速隊が原因を調べる。
13台とは別に対向車線を走っていたベンツ1台が飛んできた部品に当たったと届けた。ほかに同様の被害を受けた車両が複数あるとみられる。
高速隊によると、フェラーリが緩い上り坂の左カーブでスリップし、中央分離帯にぶつかって停止。後続車が接触したり追突したりし、現場には約400メートルにわたって部品などが散乱した。当時、路面は前日の雨でぬれていた。
現場は小月インターチェンジ(IC)から約1キロ下関ジャンクション(JCT)寄り。小月IC―下関JCT間の上り線が約6時間にわたり通行止めになった。〔共同〕