ロシア、極東で大規模演習へ 9月中旬に
【モスクワ=石川陽平】ロシア国防省は9日、9月中旬に極東のカムチャツカ半島付近で大規模な軍事演習を行うことを明らかにした。最大で1万人の兵員と50隻以上の艦艇、航空機が参加し、ロシア太平洋艦隊によるミサイルや魚雷、砲弾の発射訓練、海兵隊の上陸訓練などを実施する。
日本の防衛省は9日、ロシア海軍の艦艇4隻が北海道・宗谷海峡の公海上をオホーツク海に向け通過していると発表。カムチャツカ半島付近での軍事演習に参加する目的とみられる。8日にはロシア軍の長距離戦略爆撃機2機が約19時間にわたって日本周辺空域を飛行しており、日本政府は懸念を強めている。