元ソニーの出井氏、中国レノボの取締役に就任
【香港=川瀬憲司】中国のパソコン大手、レノボ・グループ(聯想集団)は28日、同日付で元ソニー会長の出井伸之氏(73)が非常勤の独立取締役に就任したと発表した。レノボは長年ソニーを率いた出井氏の豊富な経験を生かし、7月に日本で設立したNECとのパソコン合弁事業の円滑な発展とともに、経営のグローバル化を目指したい考えだ。
出井氏は自らが創業したコンサルティング会社クオンタムリープの最高経営責任者(CEO)を務める。中国企業では同国検索エンジン最大手、百度(バイドゥ)の独立取締役でもある。