東日本大震災、三陸沖で特異なプレート滑り 2月から
東京大学の平田直教授と加藤愛太郎助教らは、東日本大震災の震源付近で3月11日の発生前から、海底のプレート(岩板)がゆっくりと滑る特異な現象が起きていたとする研究成果をまとめた。「スロースリップ」と呼ばれ、東海地域では東海地震の前兆とされているが、三陸沖では想定外だった。マグニチュード(M)9.0の巨大地震の発生を促した可能性があるという。詳細を12日に静岡市で開かれる日本地震学会で発表する。
研...
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