新興国が一転「自国通貨買い」 通貨安、経済への波及警戒
【サンパウロ=檀上誠】先進国からの資金流入による自国通貨高に苦しんだ新興国が、一転して急速な通貨安の防衛を迫られている。世界景気の先行き不安で新興国からの資金逃避懸念が台頭、各通貨がドルに対して急落した。ブラジル中央銀行はデリバティブ(金融派生商品)取引を通じてレアルを買い支え。インドネシアやポーランドの中央銀行も23日、為替介入の実施を明らかにした。各国は為替市場の混乱が実体経済に及ぶことを警...
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