北極・南極で各国せめぎ合い 資源や航路に熱視線
軍事面でもさや当て、紛争防止策が必要に
北極・南極の2つの極地をめぐる関係国のせめぎ合いが顕著になってきた。ここ数年夏季の海氷の縮小が目立つ北極海では、商業航路としての利用や海底資源開発の動きが本格化し、権益防衛へ軍事面でのさや当ても始まった。南極大陸でも、現在は凍結されている資源開発が将来解禁される展開をにらむ各国の動きが相次いでいる。
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編集委員。国際軍事情勢や防衛問題を取材。 ニューズレター「Global Foresight」筆者(水曜日)。登録はこちらから。