福島第2原発の1号機冷却装置を一時停止 電源盤から火花で
東京電力(9501)は7日午後、福島第2原子力発電所の1号機の原子炉と使用済み燃料プールにつながる冷却装置を午後5時37分から一時停止したと発表した。3月14日に水温がセ氏100度以下になる「冷温停止」状態になって以降、冷却装置が停止するのは初めて。
同日午後2時すぎに電源盤の遮断器から火花が出ていることが発見された。電源を一時遮断して火花の発生しているケーブルを取り換えるため、冷却装置が停止する。現在の原子炉の温度はセ氏25度程度で、冷却装置を停止すると約23時間後にセ氏100度に達するが、数時間で復旧可能と見込んでいる。火花が出ていた原因は今後究明するとしている。〔日経QUICKニュース〕
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