「らーめん山頭火」マレーシアに出店 タイなどにも計画
ラーメン店運営のアブ・アウト(札幌市、菊田伸一社長)は29日、マレーシアのクアラルンプールに「らーめん山頭火」を開業する。現地の外食企業「HOKKAIDO RAMEN」がフランチャイズチェーン(FC)店として運営する。アブ・アウトは海外展開を進めており、東南アジアではシンガポールに次ぎ2カ国目。今後も対象国をタイなどに拡大する計画だ。
クアラルンプールの商業施設「パビリオンKL」に座席数64席の大型店を出す。メニューはラーメンだけでなく、鶏の空揚げやとんかつ定食など、サイドメニューや定食を充実させる。多くのマレーシア人は宗教上の理由で豚肉を食べないため、主に日本人や中華系マレーシア人の利用を見込む。ラーメン1杯の価格は25リンギット(約660円)。
アジアでは日系ラーメン店の進出が相次ぎ、日本のラーメンの人気が高まっている。アブ・アウトはシンガポールに拠点を持ち、東南アジア企業にFC加盟を呼びかけている。