クールビズ商戦、8月に失速 紳士服売上高2ケタ減も
大手4社
紳士服専門店大手4社の8月の売上高(既存店ベース)は前年同月比8~12%減とそろって苦戦した。猛暑だった昨年ほど気温が高くなく、クールビズの需要が失速したことなどが響いた。
最大手の青山商事が8.9%減、2位のAOKIホールディングスが8.8%減、3位のコナカが9.5%減、4位のはるやま商事が12.1%減だった。各社とも「スーツ販売が良くなかった」(青山)ことに加え、ワイシャツやスラックス、ジャケットといったクールビズ関連商品の販売が長続きしなかった。
4~8月の既存店売上高は前年同期に比べ微増から2.3%減の範囲だった。4月下旬から始まったクールビズ商戦で紳士服各社は苦戦が予想されたが「ワイシャツやスラックスが予想以上に売れた」(AOKI)という。
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