米国で広がる「日本化」懸念 格下げや内政停滞で
米国で経済の「日本化(ジャパナイゼーション)」を危惧する声が強まっている。バブル崩壊後の格下げとバランスシート調整、さらに内政停滞という幾重もの苦境が、超低金利・低成長に陥った1990年代半ば以降の日本の姿とダブるためだ。人口の安定的な増加やデフレ懸念後退など、日本との相違点も多いが、米の自信喪失ぶりが色濃く表れている。
「恐らく米は日本と同じ」。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は最近、98年...
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