経団連会長、経済連携「やらなければいけない」 首相に要望
経団連の米倉弘昌会長は12日午前、首相官邸で野田佳彦首相と会談後に記者団に対して、環太平洋経済連携協定(TPP)や日・欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)といった経済連携について「経済界としては農業の改革について全面的に協力する。(経済連携は)やらなければいけないとお願いした」と述べた。それに対して野田首相は「それはぜひともやらなければいけない」と応じたという。
鉢呂吉雄前経済産業相が自身の言動を巡る責任を取る形で辞任したことに関して、米倉会長は「非常に残念なこと。首相が早期復興に向けて全力で取り組むと言っているなかで、足を引っ張ることを閣僚がやってはいけない」と指摘。その上で、後任は「経済にも明るい、実行力のある人になってもらいたい」と語った。〔日経QUICKニュース〕