チャベス大統領、がん告知「泣いた」
【サルバドル(ブラジル北東部)=檀上誠】ベネズエラのチャベス大統領は7日、国営テレビの録画インタビューで、がんを告知された際に「大泣きした」と明かした。同大統領は今年6月、キューバで検査を受けてがんが発覚し、摘出手術を受け、現在は2度目の化学治療のため同国を訪問中。
6月に病名を告げたのはフィデル・カストロ前国家評議会議長で「命あっての革命だ」と摘出手術を受けるよう助言。チャベス大統領は「一人にして考えさせてほしい」と前議長に告げ、トイレで鏡を見ながら「なぜ自分ががんに」と泣いたという。インタビューでは2012年の大統領選出馬への意欲を強調し、勝利に自信を示した。