NASA衛星、落下までに日本上空を3回
地球に落下しつつある米航空宇宙局(NASA)の人工衛星「UARS」について、文部科学省などは23日、落下が予想される24日午前1時から同8時ごろの間に、衛星が日本上空に飛来する可能性は3回あるとの軌道計算結果を発表した。飛来する地域は北方領土や愛知、沖縄両県など。
23日午後時点でのNASAの衛星軌道情報に基づいて計算した。宇宙航空研究開発機構は「今後、大気の影響を強く受け、大きな誤差が生じる可能性もある」としている。
最初に飛来が予測されるのは24日午前2時ごろで、北方領土周辺の上空。2度目は午前3時半ごろ、福井、滋賀、愛知各県の上空。3度目は午前5時ごろ、沖縄本島と台湾の間の海域という。〔共同〕