豪、資源・エネルギー輸出額が最高に
オーストラリア資源・エネルギー経済局(BREE)が15日発表した2010年度(10年7月~11年6月)の豪州の資源・エネルギー輸出額は前年比27%増の1754億豪ドル(約13兆7900億円)となり、過去最高を更新した。鉄鉱石や石炭、液化天然ガス(LNG)など商品価格の上昇が寄与し、豪ドル高の影響を相殺した。
鉄鉱石の輸出額は56%増の540億豪ドル。輸出量が5%増にとどまる中、価格は50%上昇した。原料用石炭(原料炭)は輸出額が19%増の291億豪ドル。洪水の影響で輸出量は11%減ったが価格が33%上昇した。燃料用石炭(一般炭)は輸出額が17%増の140億豪ドル。輸出量が6%増え、価格も11%上昇した。
LNGは輸出額が34%増の105億豪ドルと初めて100億豪ドル台に乗せた。輸出量が12%増え、価格も20%上昇した。(シドニー支局)