コスモ石油火災、発生から10日で鎮火
タンク内のガス燃やし尽くす
コスモ石油は21日、千葉製油所(千葉県市原市)内の火災が同日午前10時10分に鎮火したと発表した。東日本大震災の影響で傷ついた配管からガスが漏れて引火、液化石油ガス(LPG)タンクが延焼していた。鎮火まで10日かかった。
今回の火災では全身やけどの重傷1人を含め、関係会社などの作業員計6人が負傷した。ガス流出を防止するため、タンク内のガスを燃やし尽くしたため鎮火まで時間がかかった。
千葉製油所は石油精製能力が日量22万バレルと同社最大の製油所。精製設備には火災の直接の影響はないものの、操業再開のめどは立っていない。