埼玉知事に上田氏3選 投票率24.89%、全国で過去最低
任期満了に伴う埼玉県知事選は31日投開票され、無所属で現職の上田清司氏(63)が、元県労連議長の原冨悟氏(63)=共産推薦、元県立高校教諭の武田信弘氏(57)の無所属2新人を破り、3選を果たした。投票率は24.89%で、知事選では1981年の千葉県知事選の25.38%を下回り、過去最低を記録した。事実上の与野党相乗りの現職に新人2人が挑む構図となり、選挙戦は盛り上がりを欠いた。
上田氏は保育サービスの受け入れ枠拡大など2期8年の実績に加え、再生可能エネルギーの導入などに地域全体で集中的に取り組む「エコタウン」など日本の再生につながる埼玉モデルの構築を訴えた。