香港で被災地復興ラーメンに長い列 風評解消も期待
【香港=川瀬憲司】日本の5つのラーメン店が14~17日の期間限定で香港に臨時出店し、日本の庶民の味を共同でアピールした。原子力発電所の事故による日本料理店への風評被害を解消するのが狙いで、売り上げは東日本大震災の被災地に寄付し、復興に役立ててもらう。
臨時出店したのは北関東中心に展開する麺屋こうじ、旭川の梅光軒、札幌のつけめん真、福岡の博多新風、鹿児島のらーめん天天有。既に香港に出店している3店とともに、香港のショッピングセンターに4日間、「ラーメン横丁」を開いた。
17日はラーメン1杯を4香港ドル(約41円)で提供。売り上げは全額、被災地に寄付する。地元の家族連れなどが、お目当てのブースの前で長い列をつくった。