海遊館のジンベエザメ交代 「遊ちゃん」23日にデビュー
大阪市港区の海遊館でジンベエザメの「遊ちゃん」(雌、推定年齢5~6歳)がデビューすることになり、高知県土佐清水市にある同館の海洋生物研究所以布利センターから22日、移送作業を始めた。遊ちゃんは同日夜に海遊館に到着する。
「海くん」(雄、推定年齢9~10歳)と交代し23日からお目見えする。
高知県室戸市沖で6月に捕獲された遊ちゃんは餌を1日に約5キロ食べるなど健康状態は良好。海遊館によると、高知県沖で雌のジンベエザメが見つかるのは珍しく、雌の展示は4年ぶりとなる。
同館に搬入された2007年9月に全長4.1メートル、推定体重900キロだった海くんも全長5.5メートル、推定体重1.5トンにまで成長。これ以上大きくなると移動や飼育が難しくなるため引退が決定。海くんは同センターに戻り、健康診断の結果を見て海に放流される。