進む円高、日本株に忍び寄る「デフレ再認識」の影 トヨタの思いは成就するか
外国為替市場で円高傾向が続いている。統計の基準改定も重なり、日本株には再び「デフレ」の影が忍び寄りつつある。製造業の国外脱出の背中を押しかねない。日経平均株価は足元で底堅い動きを見せているが、長期的には一段と投資妙味に乏しい市場になる可能性もある。
2011年は消費者物価指数(CPI)が5年に1度の基準改定期に当たる。総務省は8日に採用品目別のウエート(比重)の見直しを発表した。多くのエコノミス...
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