パナソニック、海外調達60%に 超円高の財務戦略
1ドル=70円台の超円高が日本企業の収益を圧迫している。世界的な株式相場の動揺や、実体景気の悪化懸念も経営の重荷だ。競争力の確保に向けた財務戦略を聞く。1回目はパナソニックの上野山実常務。
――円高の業績への影響をどうみていますか。
「2012年3月期はドルに対して1円円高になると営業利益が38億円目減りし、対ユーロでは17億円減る。海外販売の多い三洋電機を完全子会社化し、影響額が一段と大きくな...
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