政府、円売り介入を実施 円高阻止
政府・日銀は4日午前、3月18日以来となる円売り・ドル買い介入を実施した。欧米の政府債務問題や景気不安を背景に、円相場が1ドル=76円台を付けるなど急激な円高・ドル安が進んでいるため。過度な円相場の変動を抑えるため、政府・日銀として明確な円高防止の姿勢を見せることが必要と判断した。
午前10時ごろに介入が実施されたのを受け、円相場は1ドル=78円台まで円安・ドル高が進んだ。直前の高値である76円台後半からは1円以上変動した。
円売り介入は東日本大震災後の3月18日~19日に主要7カ国(G7)が協調介入して以来。日本の単独介入は昨年9月以来となる。