ゲーム機「PSヴィータ」、予約受け付けに行列
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が12月17日に発売する新型携帯ゲーム機「プレイステーション(PS)ヴィータ」の予約受け付けが15日、家電量販店などで始まった。早朝から行列ができるなど、早くも盛り上がりを見せている。
PSヴィータは「プレイステーションポータブル(PSP)」以来、同社にとって約7年ぶりとなる新型の携帯ゲーム機。高精細ディスプレーやタッチパネルを使った操作などのほか、通信機能を搭載。2万9980円で販売する上位機種は携帯電話回線(3G)に対応し、ソフトや映像を手軽にダウンロードできる。
東京都千代田区のヨドバシカメラマルチメディアAkibaでは小雨が降るなか、午前7時までに約1200人が並んだ。3Gモデルを予約した東京都葛飾区の男性会社員(36)は「昨日の午後10時から並んでいた。電話回線に対応したので楽しみ方が広がると思う。今から発売日が待ち切れない」と笑顔で話した。
年末商戦で競合する任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」はPSヴィータの廉価モデルより1万円安い。有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)画面を使った高画質な映像や豊富なネットワークサービスを備えるPSヴィータを消費者がどう評価するかが注目を集めそうだ。