中国外務省「西側資本主義のあり方問題」 ウォール街抗議行動
【北京=島田学】中国外務省の劉為民報道局参事官は17日の記者会見で、経済格差の解消などを訴えるウォール街での抗議行動が世界中に波及していることについて「注視している。深く反省すべき点も多いと感じている」と述べた。米国など西側諸国の資本主義のあり方も問われているとの判断を示す半面、中国で広がる経済格差については言及しなかった。
玄葉光一郎外相が東南アジア諸国への歴訪で、南シナ海の領有権問題を含めた海洋安全保障協力で各国と一致したことには「当事国同士で直接話し合って解決すべき問題だ」と強調。日本による南シナ海問題への介入をけん制した。