NY株、下げ幅一時350ドル超 金融市場の混乱懸念
【NQNニューヨーク=川内資子】8日午前の米株式市場でダウ工業株30種平均が一段安となっている。前週末比の下げ幅は一時350ドルを超えた。5日夜の米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による米国債格下げが金融市場の混乱につながるとの懸念から投資家が運用リスクを避けて株を売る動きが続いている。欧州の債務不安も根強く、欧米の財政問題が世界的な景気減速を招くとの見方からエネルギーや資本財・サービス関連株を中心に幅広い銘柄に売りが出ている。
午前10時30分現在、ダウ平均は前週末比336ドル91セント安の1万1107ドル70セントで推移している。