東電、3号機への窒素封入「周辺の環境への影響はない」
東京電力(9501)の松本純一原子力・立地本部長代理は14日午前、福島第1原子力発電所3号機原子炉への窒素封入を同日夜実施することについて「格納容器から放射性物質が外部へ押し出される可能性があるため、周辺で作業員が作業を行わない夜間の時間帯に実施する」と説明した。そのうえで「周辺の環境への影響がないことは確認済みだ」と述べた。関係自治体には窒素封入実施についてすでに連絡してあるという。
仏アレバ社の汚染水処理装置で13日、汚染水の放射性物質を沈殿させる薬剤を流すホースと、汚染水が流れる配管の接続部に液漏れが発生したことの原因については「塩ビ樹脂製の接続部に切れ目が入りちぎれてしまった」と説明。部品交換を行うが、放射線量が高い場所での作業になり、遮蔽などの対策が必要になるため、「交換のメドはまだ立っていない」という。〔日経QUICKニュース〕
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