後発薬の普及、政府目標の30%は困難に 2012年度
厚生労働省が医療費抑制策の柱と位置付けている後発医薬品の普及が進まず、2012年度に30%としている政府目標の達成が難しくなってきた。医師や患者の認知度が高まらず、品質不安の払拭も進んでいないことが主因だ。一段の普及を促すには、新たな工夫が必要となる。
厚生労働省が毎年6月に実施している調査によると、10年6月時点の後発薬の数量ベースの普及率は23.5%。薬局が後発薬を調剤すると調剤料を上乗せす...
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