なでしこ世界一、PK戦で米下す サッカー女子W杯
【フランクフルト=下田英一郎】サッカーの第6回女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は17日(日本時間18日未明)、フランクフルトで決勝戦を行い、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位の日本が同1位の米国をPK戦の末に破り、初優勝を果たした。FIFA主催の国際大会で、男女を通じて日本が優勝するのは初めて。最優秀選手には5得点で得点王に輝いたMF沢穂希(INAC)が選ばれた。
試合は1-1のまま、延長戦に突入。米国が延長前半に得点したが、日本も後半終了間際に沢がCKからゴールを決め、決着がつかなかった。PK戦では、GK海堀あゆみ(INAC)が米国の2本を止めるなど好守備を連発。4人目のDF熊谷紗希(浦和)が冷静に決めて3-1として、念願の初優勝を手にした。
日本女子の国際大会での成績は、これまで2008年北京五輪の4位が最高だった。