中国、インド洋3港と陸路整備 南シナ海代替ルート狙う
【北京=森安健】中国がマラッカ海峡や南シナ海を経由せずに天然資源や製品を中東などとやり取りする輸送ルートの確保を急いでいる。インド洋に面するパキスタン、バングラデシュ、ミャンマーの3つの拠点港まで道路、鉄道、パイプラインを整備し、陸路で結ぶ。海上輸送への依存を下げ、南シナ海などでの有事に備える狙い。代替ルートの整備は沿海部主導だった中国の発展モデルを変える可能性もある。
中国とパキスタンは、中国...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り885文字