アナログ放送終了、地デジコールセンターに相談7万5400件

片山善博総務相は24日、東北3県を除く全国44都道府県で同日正午に地上波テレビのアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に完全移行したことを受けて記者会見し、「地デジ完全移行という大事業に対する国民の皆さんの深いご理解、ご協力に感謝を申し上げる」と述べた。

同省の地デジコールセンターには同日午前0時から午後3時までに、前日の2.2倍にあたる約7万5400件の相談が寄せられた。とくにアナログ放送の通常番組が終了した正午過ぎに電話が集中してつながりにくくなったが、「現時点で想定の範囲内の状況」（片山総務相）という。

また総務省は同日、地デジ放送を視聴するための簡易チューナーが店頭で品薄になっていることを受け、一台目に限り入手困難な一般世帯に緊急で貸し出しを始めたことを明らかにした。