ソフトバンク、自社株買い119億円 株価テコ入れ狙う
ソフトバンクは28日、取得総額119億円を上限とする自社株取得枠を設定すると発表した。KDDIが米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone」を発売すると22日に報じられたのを受け株価が急落しており、株主への利益配分を増やし株価のてこ入れを狙う。株数の上限は発行済み株式数の0.7%の800万株。
取得期間は10月3日から来年の9月30日。信託銀行に株式市場からの買い付けを委託する。取得した株式は当面、金庫株として保有する。今月上旬に400万株の自社株買いを実施しており、今回は改めて自社株買いができる限度いっぱいの取得枠を設定した。株価は9月22日から28日まで15%下落。KDDIによるiPhone発売で国内の独占販売体制が崩れると警戒されている。
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