中部電副社長「木・金曜は他社へ電力供給も」
中部電力の大野智彦副社長は7日都内で会見し、今夏の原発の再稼働が難しくなり電力不足が全国に広がっていることについて「(中部電管内の)電力に余裕がある日は他社に供給したい」と述べた。具体的な融通地域については明言を避けたが、自動車業界の休日操業が始まり、「少なくとも木曜日と金曜日に余裕がある」と指摘した。
中部電は浜岡原発の全面停止で電力供給不足が懸念されたため、5月時点で他社への融通を取りやめる方針を明らかにしていた。ただ、火力発電所の定期検査時期の変更などで8月に6.7%の供給予備率を確保。安定供給に必要な8%を下回るが、関西電力や九州電力などと比べて相対的に電力に余裕が出ている。