米アップル純利益2.2倍 4~6月、iPhoneなど好調
米アップルが19日発表した2011年4~6月期決算は売上高が前年同期比82%増の285億7100万ドル(約2兆2600億円)、純利益が同2.2倍の73億800万ドル(約5780億円)だった。高機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)」や多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の販売が好調で、売上高、純利益ともに過去最高を更新した。
1株あたり利益は7.79ドル(前年同期は3.51ドル)。iPhoneの売り上げが前年同期比約2.5倍の133億1100万ドルとなったほか、iPadが2.8倍の60億4600万ドルとなった。予想を大きく超える好決算を受けて、19日の米株式市場の時間外取引でアップル株式は買われ、一時、同日終値比7%高の405ドルまで上昇。上場以来初めて400ドルを超えた。
アップルの7~9月期業績見通しは、売上高が前年同期比23%増の250億ドル、1株あたり利益は5.50ドル(前年同期は4.64ドル)。10年10月~11年9月期通期の売上高は初めて1000億ドルを超える見通しとなった。(シリコンバレー=岡田信行)