日経平均終値、202円安の9097円 3月17日以来の安値
8日の東京株式市場で日経平均株価は続落。終値は前週末比202円32銭(2.18%)安の9097円56銭で、東日本大震災直後の3月17日(8962円)以来の安い水準を付けた。5日に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国債の格下げを発表し、世界的な金融市場の混乱が意識された。後場はアジア株式相場の急落をきっかけに、世界的な連鎖株安への懸念から一段安となり、一時は9057円まで下落した。朝方に7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁の電話協議で、金融市場の安定に向けた協力などで合意したが、円相場の強含みや株価の下落に歯止めはかからなかった。東証1部の売買代金は概算で1兆3574億円(速報ベース)だった。〔日経QUICKニュース〕