神奈川の茶葉、出荷制限を指示 相模原市など
政府は23日、神奈川県の相模原市と松田、山北両町の3市町で生産された茶葉について、食品衛生法に基づく暫定規制値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたとして出荷制限を指示した。同県内の出荷制限は2日の南足柄市などと合わせて9市町村に拡大した。
また同県は中井町で生産された「足柄茶」の一番茶の荒茶から国の暫定規制値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。同町の茶が出荷停止となると、販売が可能な一番茶は秦野市産のみとなり、県内で生産される茶の85%が廃棄される見通し。県によると、中井町の荒茶から1キログラム当たり1330ベクレルの放射性セシウムが検出された。