スカイプ「他社OS向けも継続」 マイクロソフト傘下でも
買収で両社CEO記者会見
米マイクロソフト(MS)のスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)とMSが買収するインターネット通話大手スカイプ・テクノロジーズ(ルクセンブルク)のトニー・ベイツCEOは10日、米サンフランシスコ市で記者会見した。両CEOは、買収完了後も全ての基本ソフト(OS)の利用者にサービスを継続すると明言した。
サンフランシスコ市内での記者会見で、バルマーCEOは、やや語気を強めて「我々は『ウィンドウズ』を愛しているし、スカイプも最適化していくが、スカイプはあらゆる相手とつながる点に価値がある。MS以外のユーザーも引き続きサポートする」と強調。ベイツCEOも「何も変わらない」と述べた。
85億ドル(約6850億円)の巨額買収に至った経緯について、バルマーCEOは「様々な提携話をするなかで買収についても検討。我々の方から4月初めに話を持ちかけた」と説明。ベイツCEOも「当初は新規株式公開(IPO)の準備を進めていたが、買収提案を受けて検討した結果、昨晩(9日夜)にサインした」と述べた。
(シリコンバレー=岡田信行)