中国の人口、13億3900万人 10年国勢調査
【北京=高橋哲史】中国国家統計局は28日、2010年に実施した国勢調査の結果を発表した。香港、マカオ、台湾を除く総人口は13億3972万4852人で、00年の前回調査時から7390万人増えた。年平均の増加率は0.57%にとどまり、30年にわたる一人っ子政策の効果が鮮明になっている。
年平均増加率は1990年からの10年間(年平均1.07%)と比較してほぼ半分に低下。統計局は「中国の人口増加は出生率が低水準にとどまる段階に入った」としている。65歳以上の人口比率は8.87%で、00年から1.91ポイント上昇した。出生率低下で高齢化が急速に進んでいる。