国会会期70日延長、衆院本会議で可決 民主押し切る
衆院本会議は22日午後、会期末を迎えた今国会の会期を8月末まで70日間延長させる与党側の提案について採決し、民主党などの賛成多数で可決した。参院本会議が否決した場合でも、規定により衆院の議決を優先するため、会期延長は事実上確定した。
同日午前の与野党幹事長会談で民主党の岡田克也幹事長が70日間の会期延長を提案した。しかし提案を持ち帰った自民・公明両党が本会議前の議院運営委員会で正式に反対を表明したため、民主側が押し通した。
今後は予算執行のための赤字国債発行法案、東日本大震災からの復旧に向けた追加対策などを盛り込んだ小型の2011年度第2次補正予算案などについて審議するが、成立に向けては菅直人首相の退任時期などを巡る与野党間の攻防で難航が予想される。〔日経QUICKニュース〕