「首相に辞任進言するのは自分の仕事」民主幹事長
民主党の岡田克也幹事長は5日、菅直人首相の退陣について「辞める時期が来ても辞めないときは、辞めてくださいと申し上げるのが幹事長の仕事だ」と述べ、自ら辞任を進言する可能性を示した。具体的な時期については「首相が決めることだ。何月か、と言った瞬間にレームダック(死に体)になる」と明言を避けた。都内で記者団に語った。
同日のNHK番組では、内閣不信任決議案の採決前に首相と鳩山由紀夫前首相が会談して文書を取り交わした際、鳩山氏が首相に「身を捨ててください」と迫ったことを明かした。「会談では辞任や退任という言葉は出ていない。玉虫色の確認だ」とも指摘した。
マニフェスト(政権公約)修正については「前倒して党内でしっかり議論する」と、党内の意見集約を急ぐ考えを表明した。赤字国債発行法案の成立に向けて野党に協力を求めるため、公約修正に道筋をつける姿勢を示す狙いだ。