大阪名物?「流したこ焼き」 ビアガーデンに登場
空中に交差する赤いパイプの中を、何かがころころと転がってくる。端で待ち構えていると、受け皿の上に揚げたこ焼きがポトリと落ちる。
大阪新阪急ホテル(大阪市)が運営する大阪・梅田の「阪急トップビアガーデン」でひときわ異彩を放つのが、この「たこ焼きスライダー」。流しそうめんにヒントを得た仕掛けという。物珍しさから来店客が足を止めると、揚げたこ焼きが中で詰まらないように、従業員が1つずつパイプに落とし込む。
3年ぶり2度目の登場だが、初めて目にする人が大多数。今年初めて訪れたという23歳の女性会社員は「最初はびっくりしたけど、大阪らしいユーモアがあっておもしろい」と笑う。
今年の同店のテーマはずばり「大阪」。飲み・食べ放題のコースを大人1人あたり3700円で提供する。幅5センチ以上の麺がスープに浮かぶ「なんでや麺」、長さ60センチのジャンボ巻きずし「雨の御堂寿司」といった、コテコテなダジャレメニューを48種類そろえた。