三菱重工、製造工程で規定違反 納入先は事態を注視
三菱重工業が21日、航空機向けチタン部品の製造工程で規定違反が発覚したと発表した。違反があったとされる部品は1600種類、30万点に及ぶだけに、納入先の防衛省や米ボーイングなど欧米航空機メーカーは事態の行方を注視している。
チタン製の精密部品を検査する工程で、化学薬品に浸して加工時の粉じんなどを取り除く「エッチング」作業を、規定となる3分から10秒に簡略化していた。違反は2006年4月からで、1...
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